バレエは背中の柔軟が大切!体が硬くなる原因とその対処法は?

バレエは美しい姿勢が何より大切。正しい姿勢を保つためには、筋力と柔軟性が必要になります。バレエを習い始める際に、柔軟性が無いことに悩まれる方が多いです。しかし、日々の積み重ねで十分に柔軟性を向上させることができます。そのため、諦めずにバレエに挑戦してください。

バレエでは様々な筋肉を使い、全身の柔軟性が必須ですが、なかでも上半身や背中の柔軟性があることで、美しい姿勢を作ることができます。

そこで、本記事では背中が硬いときの対処法をご紹介します。

ぜひ、硬いからとギブアップせず、柔軟性を高めていきましょう。

なぜ体が硬いのか?

普段の姿勢が悪い、運動不足、低体温、ストレスなど身体的要素から精神的要素まで、体が硬くなる原因は様々。年齢を重ねると体が硬くなると言うわけでもなく、運動不足が積み重なることで、柔軟性に影響していると考えられます。

そのため、ストレッチやヨガなど、ゆったりとした動きで筋肉を伸ばしていくことで、関節の可動域を広げることができます。

 

体が硬いと、肩こりや腰痛など体の調子が悪くなることや、怪我のリスクや体力にも影響します。柔軟性が上がるだけで、基礎代謝が良くなり、疲れにくい身体を作るなどメリットが沢山あります。

バレエと柔軟性

バレエにおいて、柔軟性はパフォーマンスの1つ。体の可動域が広がることで、表現の幅が広がります。また、つま先立ちやジャンプなどの動きもあるため、怪我を防止する役割もあります。

 

バレリーナといえば、すらりとした体型が特徴。実は柔軟性は血行が良くなり、代謝もUPするためカロリーが消費しやすくなります。そのため、柔軟性は体型維持の効果にも期待ができます。

 

このように、バレエは柔軟性が無くてはならないもの。

特に、開脚や足の甲、上体の柔軟はバレエのテクニックを向上させるためにも、必要な柔軟性になります。

 

背中が硬くなる理由も、姿勢の悪さや運動不足などが原因です。

肩甲骨の動きが悪い、疲労感が強いなど感じる方は背中が硬い証拠。

ぜひ、ストレッチをして体を伸ばしていきましょう。

ストレッチのコツ

ストレッチを始める前に、3つのポイントをご紹介します。

効果を高めるコツなので、ぜひ取り入れてください。

まず、積み重ねてストレッチをすることで柔軟性向上が期待できますが、さらに効果的にするためにはタイミングもポイント。体が温まっている時の方が、血行が良くなり、筋肉が伸びやすいです。そのため、お風呂上りのストレッチを習慣づけましょう。

 

次に、呼吸もポイント。リラックスしてストレッチをしなければ、筋肉が固まってしまいます。ストレッチ中に呼吸を止めてしまうことや、乱れた呼吸をしてしまうと効果が半減してしまうことがあります。ストレッチを始める前に、深呼吸をして、まずは呼吸を整えてください。そして、体をリラックスした状態にしてからストレッチを開始しましょう。

ストレッチ中も一定のリズムを保ち、鼻から大きく息を吸って、口から長く細い息をゆっくりと出すようにしてください。息を吐く方を長くすれば、より効果的です。

 

最後に、ストレッチは〝痛気持ちいい〟感覚が大切。早く柔らかくなりたい気持ちも分かりますが、痛さを我慢してストレッチを続けることは逆効果。無理のない範囲で柔軟を行い、回数を積み重ねることがポイント。筋肉が衰える隙間を与えないように、できれば毎日続けるようにしましょう。

背中に効果的!おすすめのストレッチ

うつ伏せ・背中を反らせる

①うつ伏せの状態で両足を伸ばし、甲は床側に付けます。両手は胸の横に置き、肘は曲げた状態にします。

 

②肘を伸ばしながら、上体をゆっくりと反らしていきます。

 

③限界まで反らしたら、元の位置にゆっくりと戻していきます。

 

これを5回以上は繰り返し、最後の1回は上体を反らしたまま10秒キープしましょう。

 

弓のポーズ

①うつぶせの状態で、両手は体と並行にして、手のひらは上向きにしておきます。

 

②息を吐きながら膝を曲げ、かかとをお尻のそばまで持っていきます。

そのまま背中を反らせ、両手で足首掴みます。

 

③息を吸いながら、かかとをお尻から離すように持ち上げ、同時に太ももを床から離して持ち上げます。かかとと太ももが高く持ち上がっている状態をキープし、肩甲骨を内側に寄せて胸を開き、肩を耳から離して正面を見ます。

 

④この状態を、呼吸しながら30秒ほどキープ。キープできたら、息を吐きながら足首から手を放し、元の状態に戻します。この動きを5回は繰り返しましょう。

 

整体の力を借りる

毎日ストレッチをしても効果がみられないという場合は、整体の力を借ることも手の1つ。

バレエ専門の整体もあるため、施術だけでなく、自宅でのトレーニング方法を教えてくれることもあります。柔軟以外にも、バレエ上達のためのアドバイスなども教えてくれる整体もあります。バレエのことで何か悩みがあるときは、深く悩まずに、バレエ専門の整体を利用してみましょう。

まとめ

最近では、スマホやパソコンを触る機会が増え、姿勢の悪さが目立ってきています。

若い頃から癖づいてしまうと、慢性化してしまい、体が硬くなります。

ですが、ストレッチを継続的に行うことで改善が見込めるため、諦めないでください。

バレエにおいて柔軟はテクニックと同じように大切な要素です。

ぜひ、日々のストレッチや整体の力を借りるなどして、柔軟性を高めていきましょう。

関連記事

  1. バレエを習い事にするということ!意外と知らないメリット・デメリット

  2. バレエの基本!シニヨンの作り方をヘアスタイル別に徹底解説!

  3. 憧れのバレエコンクールは何歳になったら出ることができるの?