バレリーナといえば、必ずといってもいいほど、しなやかで美しいボディを持っている印象があると思います。特に、まっすぐ伸びて引き締まった足は、女性の憧れでもあります。
では、なぜバレエをしている女性は足が細いのでしょうか。
今回はバレリーナの足に注目。足が細い理由や美脚にするためにしていることなど、徹底解析します。
バレエと足の関係
バレエをする人は足が細い方が多いです。バレエをする前から細かった人もいれば、バレエをし始めてから細くなる方もいます。また、バレエを始めたら足が太くなった方もいます。
このように、バレエを始めたからといって、全員が細くなるわけではありません。
元々、日本人は骨格や筋肉の関係から、下半身に負担が掛かりやすく、足が太くなりやすいと言われています。そのため、ヨーロッパ人に比べ、バレリーナに体型になることは難しいです。
普段使わない筋肉を使い、伸ばすような動きがバレエ自体にありますが、即効性はもちろんありません。また、最初にも述べたように、誰でも足が細くなるわけではありません。
バレリーナの理想の体型とは
バレリーナの体型として、
・顔が小さい
・手足が長い
・首が長い
・甲が高い
・スレンダー
・肩甲骨まわりが柔らかい
・脚がまっすぐ
などが挙げられますが、あくまで理想になります。
理想のバレリーナ体型とは違った、コンプレックスやすぐには改善できないパーツもあると思います。バレエは体型が美しいだけでは、コンクールで優勝しプロになることはできません。技術力や演技力がなければ、人を惹きつけるようなバレエは生まれません。
しかし、体型が良いということは、身体のバランスが上手に取れているとも、捉えることができます。また、身体のバランスが整えば、回転や跳躍にも良い影響を与えます。
そのことから、コンクールなどでスタイルや身長などが評価されていることもあります。
理想にはなりますが、できるだけバレリーナ体型に近づける方が、上達にも繋がります。
また、プロのバレリーナの舞台を観ると分かりますが、手足が長く、すらっとしたスタイルだと演技も映えます。バレリーナ界の「姫」と呼ばれる〝スヴェトラーナ・ザハーロワ〟さんは、手足が長いことでも有名。特に「白鳥の湖」に定評があり、手足を存分に活かした踊りに圧倒されます。
このように、舞台映え効果もあるため、プロの道に進むバレリーナほど、手足の細さやスタイルを気にする必要があります。
努力と意識
バレリーナの体型は、人一倍の努力と意識によって、完成したもの。正しい体の使い方、日常生活での注意など努力が必要になります。
バレエは足の筋肉を必要とする動きが多く、太くなりそうですが、すらっとしているイメージがあります。それは、足の使い方を意識しているからです。バレエの動きは足の筋肉をつけながらも、伸ばす動作を行います。足は上体から、上体は足から離すように意識しながら伸ばすことが足の細さの秘訣。
また、バレエの動きには、内側の深い筋肉(インナーマッスル)が鍛えられる効果もあります。バレエをするたびに筋肉を鍛えることも、伸ばすこともできるため、足が細くなりやすいです。
間違った筋肉の使い方をしてしまうと、体型だけでなく、技術にも影響してしまいます。
筋肉の使い方を間違えてしまうと、足が太くなることがあります。
太ももやふくらはぎが太くなりがちな場合、筋肉が鍛えられていない証拠であり、バランスよく筋肉を使えていないということ。
足の内側の筋肉を使えているか、お腹を持ちあげるような意識で背中を伸ばせているか、お尻が締まっているか、などバレエに必要な筋肉を意識することが大切。
レッスン以外の意識
バレエは足を使い続けるため、筋肉の凝りやむくみが目立ちます。
足の疲労を放っておくと、バレエにも影響するため、レッスン後にはマッサージや軽いストレッチをして、体をほぐしてあげることが大切です。
また、バレリーナは食生活にも気を使っており、体力向上や体型維持のために、良質な食事が必要とされます。野菜やたんぱく質、炭水化物をバランスよく摂取すること。また、おやつやお肉は摂取しすぎると、筋肉が固くなってしまうため、気を付ける必要があります。
レッスンの前にご飯を食べすぎると、動きが重くなるため、量にも注意しています。
このように、食事に対しても、かなり気を使っていることが分かります。
他にも、足をくまない、背筋を伸ばすなど、普段の生活の動きも意識すること。
成長を妨げないように、睡眠をしっかり取る。など、バレエに影響が出ないように自己管理しなければなりません。
まとめ
バレリーナの足が細い理由は、筋肉の使い方や日々の努力が影響しています。
足の細さは、正しい筋肉が使われている証拠であり、技術向上のためにも維持しなければいけないパーツです。そのため、バレリーナは人一倍、足に気を使っています。
バレリーナの足が細い理由を知って頂けたでしょうか?
足にコンプレックスがあっても、バレエをし始めたら改善することもあります。
体型に悩まず、「バレエがしたい!」と思ったら、諦めずに挑戦してみてください。