どうして痛いのか?バレエレッスン後に感じるふくらはぎの痛み予防法!

アラベスク、エルヴァシオン、ルルベ、ターンアウトなどバレエにはたくさんのステップがあります。

美しく見える動きは何気に激しく筋肉を使用し、始めたての方は筋肉痛に悩まされたりすることも多々あるかと思います。特に駆使する下肢は疲れや痛みを感じやすく、脹脛(ふくらはぎ)はよく痛む部位です。ですが、バレエを続けていく中では脹脛に痛みを感じていてはいけないのです。

どうして脹脛が痛むのか、原因とそして痛まないようにするための予防法をご紹介します。

脹脛が痛む原因とは?

床に足がついている時には常につま先を伸ばしているバレエでは、脹脛を駆使していることが多いかと思います。

ルルベという動きがバレエにはあります。背伸びをするようにつま先だけで立った状態です。足裏にアーチを描くように身体全体を引き上げる動作です。

ここで脹脛の筋肉を使用している方は多いのではないでしょうか。全く使用しないというわけではないので、疲れを感じてしまうのは仕方がないことです。

ですが痛みを感じてしまうのは不要な筋肉を使用してしまっているからです。全体重を脹脛で支えてしまっているため、ルルベの高さが足りていない可能性もあります。ルルベは足裏と内腿を使用する動作です。そして腹筋と背筋を使用して上体をキープできれば正しいルルベの姿です。

脹脛は痛みを感じるほど負荷がかかる場所ではありません。バレエに必要な正しい筋肉の使い方を考えていきましょう。

バレエに重要な筋肉はどこ?

バレリーナたちのイメージに筋肉はあまりありませんよね。ですがプロのバレリーナたちほど、インナーマッスルが綺麗に鍛えられているのです。

・腹筋

・背筋

・足底筋

・足指

・内腿

これらの筋肉が主に必要となってきます。想像よりも激しく筋肉を使用するバレエでは美しく、しなやかな筋肉をつけることが目的となります。間違った筋肉を使用し続けていると脹脛や太ももがどんどん筋肉により太くなってしまいます。

バレエの美しさを表現するためには足はしなやかに細く見えていた方がいいため、正しい筋肉をつけていくことを意識しましょう。

もし筋肉痛になってしまった場合、しっかりとマッサージを行い、回復を早めるように対処しましょう。お風呂に浸かることで血行を良くし、筋肉を解していきましょう。運動負荷によっておこる筋肉痛なら筋肉の血行を促進してくれるのでレッスンなど軽度の運動は回復を早めてくれます。酷い痛みを感じる場合は病院での受診も必要です。

正しい筋肉をつけるための方法

①食生活を改善する

朝食から夕食まで、しっかり栄養のことを考えながら食事を取りましょう。ダイエットをするわけではありませんが、体重の増減もバレエでは気を付けなければいけない要素ですので美しい身体になるために食事を取っていきます。

タンパク質、ビタミン、ミネラル、カルシウムを食事に上手く組み込んで無理な節制は控え、エネルギー補給も必要ならば行うようにすることが大切です。

②固める筋トレではなく、伸びる筋トレ

筋トレは筋肉を固定していくために行うものですが、バレエでは筋肉がしなやかに伸びていくようにトレーニングをしていきます。レッスン前にトレーニングを行う方も多く、継続して行っていくことが大切です。目に見える部分を中心に鍛えるのではなく、インナーマッスルと呼ばれる腹筋や背筋を重点的に鍛え、目に見える部分は筋肉が伸びるように意識しながらトレーニングをしていくとバレエに必要な筋肉が身に付いていきます。

③ストレッチを欠かさない

バレエを踊ったことで疲労している筋肉を解すためにも一日の終わりには必ずストレッチをするようにしましょう。翌日もまた楽しくバレエを踊るためには、その日の疲れはその日の内に回復させておく必要があります。筋肉を柔らかくすると過剰な発達を防ぐことができるため、細くしなやかに見せるためにもクールダウンとしてストレッチを行うことは大切です。

楽しくバレエを踊り続けるために

厳しいレッスンを繰り返していればバレエを楽しく思えない瞬間が来てしまうかもしれません。筋肉を正しく使えないと筋肉痛や肉離れといった体に負担がかかってしまう可能性もあります。レッスンを休まなければいけなくなると焦る気持ちに襲われ、ストレスに感じてしまうことだってあります。

繊細な動きをするバレエは日々の積み重ねによって正しい筋肉が鍛えられ、美しく踊ることができるようになっていきます。

脹脛は本来ならバレエではあまり使用しない筋肉ですので、脹脛が痛む場合はバレエの正しい立ち姿ができていないのかもしれません。本記事を参考に、改めて筋肉の使い方を考え直してみてはいかがでしょうか。

バレエを踊ることの楽しさは実際に経験してみないとわからないものです。これからも楽しく踊り続けるために、正しく健康的に日々を過ごしましょう。

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