バレエの基本!シニヨンの作り方をヘアスタイル別に徹底解説!

頭の上でまとめるシニヨンというヘアスタイルは、バレエの基本の髪型です。

スッキリまとめることで、演技をより美しくみせることや、バランスよりスタイルに見えるようにとの目的があります。しかし、初めてシニヨンをする人にとっては、ある程度練習が必要かもしれません。

ヘアスタイルや髪の毛の量などの違いで、やり方やコツも変わってきまので、自分に合ったシニヨンの作り方をマスターしておきましょう。これからバレエを始めるという人や、バレエを習っているお嬢様の発表会が近付いている人などは、今から練習を始めてみてはいかがでしょうか?

ここでは、シニヨンの基礎から失敗しないためのコツを伝授していきます。

シニヨンの基本の作り方

まず初めに、シニヨンの基本的な作り方を解説していきます。

必要な道具は以下となります。

・ブラシ

・コーム

・ヘアゴム

・シニヨンネット

・Uピン

・ピン

・整髪料

①まずはブラシで髪を解き、髪を水などで湿らせておく

②コームを使い、ポニーテールの位置まで上げる

③整髪料(ジェル)を使い、ぴったり密着したポニーテールを作り、ヘアゴムで留める

④結び目に髪を巻き付け、シニヨンネットを被せる

⑤仕上げにヘアスプレーなどを全体に振りかけて固める

シニヨンを上手く作るコツ

髪, ヘアスタイル, コスチューム, 女性, ファッション, 衣装, スタイル, ひだ, ヘアピン

シニヨンを上手くするためには、土台作りが非常に大切です。髪の毛の長さが不十分な人や、毛の量が少ないお子様などは、しっかり下準備をしておかないと、バレエの演技中に髪の毛が崩れてしまうということも。

失敗しないためには、以下のポイントに注目して準備や土台作りを行いましょう。

ポニーテールが最も重要

シニヨンを上手く作るために最初はしっかりとしたポニーテールを結ぶ必要があります。この土台が上手く作れないと、すぐに髪の毛が飛び出てきたり、シニヨンの位置が下がってきたりで、バランスの悪いシニヨンに仕上がってしまいます。

ポニーテールを失敗させないためには、

・束ねる前にしっかりブローしてく

・細かいコームを使う

・束ねる前には髪を湿らせる

・太くて強いゴムを使う

これらのポイントを抑えておきましょう。

なお、ポニーテールでは前髪も一緒にオールバックにするのが基本となっています。

お団子部分は平たくする

ポニーテールを結んだ後、髪の毛をお団子にように巻き付けてシニヨンネットを被せますが、この時にも注意しておくべきポイントがあります。

お団子部分は丸く作ってしまいがちですが、バレエではお団子は平たく頭の形に添うように作ります。そのため、シニヨンネットを被せた後は、形を平らに整えて、Uピンやピンを四方から挿して頑丈に固定しておくようにしましょう。

この時Uピンの数が少ないと、演技中にシニヨンが取れてしまう恐れもあるため、首を振っても動かない程度に固定するのがポイントです。

髪の毛が少ない・短い人は「付け毛」を使う

ショートヘアやボブの人、もしくは子供で毛量が少ない子であれば、先ほどの手順では上手くシニヨンが作れないこともあります。顎ラインくらいまでの髪の長さがあれば、ポニーテールまではできますが、ぐるっとお団子にするのは難しいですよね。

そんな時は「付け毛」を活用しましょう。

髪の長さが足りない人は、輪っかタイプの付け毛を使い、ポニーテールに被せて、同様にシニヨンネットを被せます。髪の量が少ない人は、ポニーテールの後、ポイントウィッグを結び目に巻き付けてボリューム感を持たせましょう。そうすればシニヨンネットを被せた時に綺麗な形が作りやすくなります。

大人はフレンチツイストというスタイルも!

バレエの基本的なヘアスタイルとして、フレンチツイストという髪型もあります。

別名「夜会巻き」と呼ばれ、特に大人の女性がしていることが多いため、かっこよくエレガントな印象があるのが特徴です。教室によって髪型のルールは様々ですが、シニヨンに指定がないという場合は、どのヘアスタイルが自分に似合うのか、フレンチツイストも試してみてはいかがでしょうか?

フレンチツイスト(夜会巻き)は、以下の手順で作ります。

①髪全体を霧吹きなどで湿らす

②髪を一定方向にひねりながら、上に持ち上げる

③巻いた毛束の表面をすくい、上から下にUピンを差し込む

④巻ききれなかった毛先は、巻いた毛束の内側に織り込んでピンで固定する

途中でおくれ毛が落ちてきたらどうする?

しっかり朝にシニヨンを作ったのに、本番前に髪の毛が崩れてきた…!そんな時は、シニヨンをはじめから作り直すのではなく、2つの応急処置で乗り越えましょう。

対処法1:再度ジェルで固める

ジェルでしっかり固めていても、ジェルが乾いた状態で動いてしまうと、前髪やおくれ毛がピョンピョン出てきます。

そんなときは、飛び出てきた毛を水で濡らし、その上からジェルを馴染ませましょう。

ジェルは乾いた髪につけても固定力が低いため、必ず水で濡らしてからつけるのがポイントです。

対処法2:ヘアスプレーを振りかける

飛び出てきた毛を馴染ませながら、ヘアスプレーを全体に振りかけます。

ただし、スプレーによっては固まってから使用してもあまり効力がない物もあるので、使いやすいスプレーをいろいろと実験してみてください。

まとめ

シニヨンの基本から、失敗しないためのコツなどをご紹介してきました。バレエのシニヨンでは、演技やスタイルをより美しく魅せるために必要不可欠です。レッスンと同様に、シニヨンを上手に作れるように日々練習しておきましょう。発表会やコンクールでは、当日の朝に髪の毛をセットしなければいけないので、自分に合ったシニヨンの作り方をマスターしておくと安心ですよ。

関連記事

  1. バレリーナの「痩せすぎ」は通用しない?バレエの健康問題について

  2. バレエの基本!シニヨンの作り方をヘアスタイル別に徹底解説!

  3. バレエ衣装はレンタル・オーダーメイドどっちにするべき?