バレエといえば、シニヨンヘアというイメージがあります。
しかし、ジェルやスプレーで固めるシニヨンヘアは、自分で作るのには多少手間がかかるもの。
発表会やコンクールでは仕方ないかもしれませんが、練習時くらいはシニヨン意外のヘアスタイルができれば…と思う女性も多いのではないでしょうか?
もちろん、厳格な教室や、子供バレエ等ではシニヨンがルールとされているところもありますので、教室に確認する必要がありますが、大人バレエや趣味でのバレエレッスンの場合であれば、シニヨンで無くても大丈夫という教室もあります。
そこで今回は、シニヨン以外のレッスン時のまとめ髪についてお話ししていきます。
そもそもシニヨンにする意味とは?
バレエのレッスンではシニヨンが基本とされていますが、そもそもシニヨンにはどんな意味があるのでしょうか?
バレエは、体全体を使って表現する踊りです。
特に足をできるだけ長く見せることと、頭を小さく見せることが綺麗なバレエの基本と言われています。
そのためシニヨンには、動きやすい髪の毛をまとめ、顔を小さくすっきり見せることが目的とされています。
また、バレエの練習時には、顔の向きを確認するのも重要なことです。
首のラインを確認しながらレッスンをするため、できるだけ髪の毛は下ろさずにアップするのが望ましいでしょう。
さらにもうひとつの理由として、髪の毛をまとめることで練習に集中しやすくするためでもあります。
髪の毛が垂れてきたり汗で顔にひっついたりすると、邪魔になって練習に集中できません。
まとめると、シニヨンにする理由には以下の3つが挙げられます。
・頭を小さくして美しく魅せるため
・首筋のラインを見て練習できるように
・練習中の邪魔にならないように
基本中の基本とされているシニヨンにはきちんと意味があります。
普段のレッスンではどんな髪型がいい?
厳格なバレエ教室などで無ければ、基本的に髪型の指定がない教室もあります。
特に趣味でする大人のバレエでは、シニヨン以外のヘアスタイルをしている方も少なくありません。
しかし、やはりバレエを上達するためには、できるだけ髪の毛はスッキリまとめておくのがベストと言えます。
シニヨンまでとは言いませんが、お団子でまとめ、コームやバレッタを使ってアップするのが望ましいでしょう。
好きなヘアアクセサリーを使うことでやる気もアップするかと思いますので、教室でのルールがない方はぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
シニヨン以外のおすすめヘアセットをご紹介!
1人では難しいシニヨンに比べて、もっと簡単に髪の毛をまとめる方法があります。
ぜひ次の練習の際にチャレンジしてみてください。
襟足ポニーテールツイスト
高い位置にお団子を作るシニヨンとは違い、襟足に髪の毛をまとめるため簡単で早いヘアセットができます。
①ブローをして髪の毛を整えた後、襟足でひとつに束ねる
②結び目の上辺りを、両手の人差し指を使って穴を作る
③穴の上からポニーテールを通す(根本から通すと簡単)
④穴を通した後は、ポニーテールをキュッと引っ張る
三つ編み上品シニヨン
襟足部分で作るローポジションのシニヨン。
ポニーテールをした後、三つ編みができるくらいのロングの方におすすめです。
①前髪の無い人はセンター分けをする
②センター分けを残しながら、襟足でポニーテールを作る
③ポニーテールに三つ編みをする(短くてOK)
④三つ編みを折り畳みながら、結び目に巻き付ける
⑤ピンが見えないように内側で止める
⑥結び目にシュシュを付けてもOK
超簡単!バレッタのまとめ髪
とにかく短時間で簡単なバレッタのまとめ髪です。
髪の毛がミディアムからロングの方までできるので、中途半端な長さでシニヨンが作れないという女性にもおすすめです。
①襟足でポニーテールを作る
②毛束をねじりながら上に持ち上げる
③バレッタを使い、後頭部で髪の毛を固定する
ショートやボブの人のまとめ髪は?
髪の毛が長い人は、バレッタやヘアゴムを使って簡単にまとめ髪ができますが、ショートやボブヘアの女性はどうしているのでしょうか?
髪の長さが足りないとアップスタイルが難しいため、ヘアバンドやクリップを使うのがおすすめです。
ヘアバントはアクセサリーショップでもよく販売されているので、デザイン的にもお洒落なものが多くなっています。また、前髪が長いけど結べないという人は、ヘアクリップで留めるのが望ましいでしょう。
まとめ
練習時の髪型については、教室のルールやマナーに反していなければ厳密な決まりはありません。
基本的には、レッスン時に髪型が崩れてきたり、顔にかかったりしなければ問題ありませんので、今回ご紹介したヘアアレンジを取り入れてみてください。
髪はスッキリ邪魔にならない方が動きやすく、気分もグッと引き締まるので、レッスンがもっと楽しくなりますよ。