日本人のバレエダンサーの活躍が著しく、バレエを習う女性が増えています。世界で活躍するプロを目指す子供もいれば、ダイエット目的で始める方も多いです。
そこで、ロシアに並び「バレエ大国」と呼ばれるようになった、日本のバレエ事情をご紹介!プロへの道のりや、世界的に有名なバレリーナをお伝えします。
さらに、美容や健康とバレエの関係についても解説します。
日本のバレエ人口
バレエ大国といえばロシアですが、最近は日本のバレエも注目されています。
現在の国内バレエ人口は、40万人ほど。お稽古でも不動の人気を誇るなど、バレエ人口が増え続けていることが分かります。また、子供だけでなく、年配の方も運動や趣味の1つとしてバレエを習われる方が目立ってきています。
日本のバレエ人口が多いこと、さらに国内のコンクールは100を超えるほど存在していることから「バレエ大国」と呼ばれるようになっています。もちろん、若手バレエダンサーの活躍も目立っており、世界トップ級の実力を持つダンサーが増え続けています。
年齢と性別
日本では幅広い世代の方々がバレエを習っています。
下は3歳以下から、上はなんと80歳以上。年齢関係なく、バレエが楽しめるということです。特に、30代・40代のバレエ人口が増えており、ダイエット目的や美容のために習いに行く方も多くいらっしゃいます。
バレエは女性のイメージが強いかと思います。実際に約40万人中、8,000人くらいしか男性のダンサーはいないと言われています。しかし、世界で活躍する男性バレエダンサーも少なからずいます。「バレエ王子」と呼ばれるくらいプロダンサーも増えた影響もあり、年齢問わずバレエを習う男性が急上昇中。バレエは年齢も性別も関係なく、楽しめる芸術舞踊です!
プロへの道
バレエは何歳からでも始めることができますが、プロへの道を進むとなると厳しい世界になります。近年、ニュースで日本人バレエダンサーの活躍が取り上げられることも多くなっていますが、やはり狭き門です。海外で活躍するためには、留学をして海外のバレエ学校に入ることがバレエ団に入れる近き道です。
日本の有名なバレリーナ
日高世菜さん
4歳からバレエをはじめ、17歳のときにロシアのワガノワ・バレエアカデミーに留学されました。2011年に、ルーマニアのブカレスト国立歌劇場バレエ団に入団。そして、2014年には主役ダンサー(プリンシパル)になりました。
オニール八菜さん
3歳からバレエをはじめ、15歳のときにオーストラリアバレエ学校に入学。そして、主席で卒業しました。その後、数々のコンクールで受賞し、2016年にはバレエ界のアカデミー賞ともいわれる「ブノワー賞」を受賞するなど、華々しい成績を残しています。
美人な容姿と実力ある若手ダンサーということで、世界中で注目を浴びています。
現在は、パリ・オペラ座バレエ団に所属しています。
バレエ大国ロシアで注目バレリーナ
ポリーナ・セミオノワさん
小さい頃から「モスクワ国際バレエコンクール」のジュニア部門で金賞を受賞するなど、数多くの国際的な賞を獲得しています。17歳のときにベルリン国立バレエ団に、劇団最年少のプリンシパルとして入団。鋭い踊りが特徴的で、「白鳥の湖」での評価が特に高く、おなじみの存在として、世界中から愛されています。
スヴェトラーナ・ザハーロワさん
ウクライナ出身で、キエフ・バレエ学校とワガノワ・バレエアカデミー大学院を卒業。
現在では、ボリショイ・バレエ団のプリンシパルであり、「姫」の愛称で親しまれています。バレリーナのなかでも別格であり、美しい容姿、オーラ、繊細なダンス、演技、どれにおいても世界トップクラス。手足が長く、「白鳥の湖」では圧巻のバレエを披露してくれるオデット役に定評があります。
バレリーナ理想の体型
バレリーナは体調管理、食事、体型に気を付けなければいけません。
身体バランスが整っていなければ、回転や跳躍に影響がでることがあります。
また、バレリーナの条件として、腕・脚・首が長く細い、小顔、真っ直ぐな脚など条件が細かいため、食事も重要になります。
若手ダンサーの登竜門である「ロザンヌ国際バレエコンクール」では、健康に関する基準が設けられています。
女性ダンサーの平均は、
身長:163.6cm
体重:47.8kg
BMI:17.8
です。プロを目指すとなると、このように厳しい条件があります。
バレエ美容・ダイエット効果は?
では、バレエ自体にはダイエット効果や美容効果があるのでしょうか。
最近ではメディアでもよく取り上げられている「インナーマッスル」。
体の奥深い筋肉を鍛えることで、姿勢を綺麗に保て、女性らしい体のラインをつくることができます。筋肉量も増すのでダイエット効果もあり、またお通じや基礎代謝もよくなるなど、メリットがいっぱいです。
バレエの基本動作は、インナーマッスルの強化に繋がります。さらに、姿勢矯正や血行促進などの効果も期待できるため、女性にとって嬉しいダイエットや健康法ではないでしょうか。
つま先立ちの「ルルベ」や内腿に効果のある「プリエ」、体幹強化のための「アラベスク」などバレエの基礎的なポーズをとるだけでも、効果が期待できます。
バレエのほかに、体調管理や食事にも気を付けることが重要です。また、即効性はないので、継続して行うようにしましょう。
簡単な動きであれば、年配の方でも無理なく、体を動かすことができると思います。
ぜひ、趣味づくりや健康のために、「大人のバレエ」を始めてみてはどうでしょうか。
まとめ
バレエダンサーは、プロになるには険しい道のりです。しかし、最近では日本のバレエダンサーが世界最候補のバレエ団に入団するなど、飛躍が止まりません。ぜひ、諦めずにバレエを続けてくださいね。
また、バレエを鑑賞するということも、上達をするための1つの方法です。
プロのダンサーが踊るバレエは迫力があり、吸収する部分や刺激を受けるとろこがあるでしょう。今回ご紹介した女性ダンサーは、圧巻のバレエをされている方々ばかりなので、ぜひご参考ください。
年齢問わず、美容や健康のためにも、バレエを習うこともおすすめです!