バレエの基本姿勢で腰痛解消?大事なのは「骨盤」と「筋肉」にある!

バレエのみならず、あらゆるスポーツに置いて、骨盤は重要視されるポイントのひとつ。

多くの人が悩まされる「腰痛」に関しても、この骨盤の歪みによって引き起こされているといっても過言ではありません。しかし、バレエでは、このような腰痛の原因となる骨盤や筋肉をしっかり鍛えることができているから、腰痛にならず綺麗な姿勢を保つことができるのです。

プロのバレリーナをみていても、細身ですらっとしているのに、姿勢がよく歩き方も美しいですよね。辛い腰痛に悩んでいるという方は、バレリーナをお手本にトレーニングすることで、腰痛が解消できるかもしれません。

そこで今回は、腰痛解消に効果的なバレエの基本姿勢についてお話ししていきます。バレエをしたことがない!という人でも簡単にできるので、ぜひ今日から実践してみてください。

腰痛になりやすい人の特徴

腰痛が起こる原因には、大きく分けて2つが挙げられます。

・足腰の筋力が衰えている

・姿勢が悪い

体の中心にある腰は、体を動かすときに必要不可欠なパーツです。そのため、毎日の私生活の違いによって、腰痛になりやすい人となりにくい人が現れます。

腰に負担が大きくかかりやすい人の特徴は、以下となります。

・重労働で腰を使う

・運動不足で足腰の筋力が衰えている

・長時間立ちっぱなし

・長時間座りっぱなし

・体が硬く筋肉が緊張している

お仕事柄、重い荷物を持つ人は腰に負担がかかりやすく、長時間同じ姿勢を続けている人は、骨盤の歪みが発生しやすく、腰痛へと繋がります。特に現代ではデスクワークが多くなってきていることからも、長時間椅子に座ることで姿勢が悪くなってきます。体が硬いと「冷え」にも繋がりやすく、腰痛や肩こりなどを引き起こすこともあります。

腰痛を解消するためには?

腰痛を解消するためには、運動やマッサージ、骨盤矯正が効果的です。

まず、腰は腹筋と背筋によって支えられています。そのため、運動不足で筋力が衰えると、腰痛に繋がってしまいます。解消するためには、適度な運動が必要となります。

また、長時間同じ姿勢が続く人には、30分に1度はストレッチを行い骨盤の姿勢を正すのが効果的です。でも、普段から運動をしていない人にとっては、なかなか毎日運動を始めることは難しく、長く続かないという人も多いでしょう。さらにはストレッチやマッサージをしても、既に姿勢が悪くなっているため、なかなか改善しないという人もいると思います。

こういった人達におすすめなのが、「バレエの基本姿勢」です。

バレエの基本姿勢は腰痛解消に効果的!

バレエをしている人は、自然と姿勢が良く、インナーマッスルが鍛えられています。

トレーニングは欠かさず行っていますが、どれも筋肉がムキムキという訳ではなく、引き締まった美しい体が特徴的ですよね。

それもそのはず、バレエでは腰痛解消に効果的な姿勢が、普段のレッスンから取り入れられています。しかも、アスリートのようなハードなトレーニングではなく、バレエをしていない人でも簡単に取り入れられるものもあるので、ダイエットやストレッチ目的でバレエを始める女性も多いのです。

そこで、腰痛に効くバレエの基本姿勢をいくつかピックアップしてみました。

アンデオール

アンデオールとは、両足を股関節から外に180度に開く、バレエの基本姿勢のひとつ。股関節を回すことに意識が行ってしまいがちですが、実は股関節を回すことよりも足の動きに振り回されない「体幹」を鍛えることが大切です。しっかり体制をキープしたまま股関節を外に開くことで、土台となる骨盤の歪みが解消されます。

このアンデオールを習得は、股間節周りの柔軟性やお尻をキュッと引き締めることが必要ですので、習得しているバレリーナは自然と腰痛予防ができているということになります。

上体の引き上げ

バレエの基本姿勢で欠かせないのが「上体の引き上げ」です。バレエでは足の動きが中心となりますが、上半身の使い方によってそのパフォーマンス度が変わるといっても過言ではありません。つま先では地面にしっかり体重をかけますが、上半身は天井に引っ張られる感覚で重力に逆らうのがポイント。

肋骨を開き、お腹を内部に引き締めるように力を入れます。この時、お尻が出て「反り腰」になったり、肩が上がったりしないように注意しましょう。

この「上体の引き上げ」を行うことで、腰回りの筋肉が自然と鍛えられ、腰を支えやすくなることから腰痛予防に繋がります。また、「反り腰」も腰痛の原因となりますので、正しいバレエのフォームを学ぶことで解消できるでしょう。

オフィスでもできるバレエの基本ストレッチ

バレエの基本姿勢は、腰痛を防ぐために最適だとわかりました。でも、実際に行うとなれば初心者には難しいので、今回はオフィスで簡単にできるバレエの基本ストレッチをご紹介していきます。

①アンデオールに通ずるストレッチ

まずは椅子に浅く腰掛けます。その後、膝の上に片方の足を乗せ、足先は「上ではなく前」を挿すように傾けます。あとは、胸を張りながらお腹から足の方へと上体を近づけていきます。この時、首を曲げずに、背中と一直線になることがポイントです。30秒ほどキープしながら、反対の足も行うようにしましょう。こうすることで、お尻の外側(腰に近い部分)が伸ばされ、腰痛予防に繋がります。

②上体引き上げに通ずるストレッチ

こちらは、バレエの白鳥をイメージして行いましょう。腰が反りやすいため、椅子に座って骨盤を固定しながら行うのがベストです。まずは顎を引き、腕を外側から上げていき、手の甲が内側に向くように耳の後ろで手を合わせます。その後は、顔を上げ、ゆっくり腕を背中の位置で、羽を広げるように開いていきます。そうすると、胸周りの筋肉が伸びていくのが分かると思います。そのまま斜めの方向に手首を曲げ、小指側を開くことで上腕二頭筋のストレッチになり、姿勢を正す効果があります。

まとめ

バレエの基本姿勢は、腰痛にも効果的ということが分かりました。間違ったトレーニングを行うと余計に腰を痛めてしまうことがあるので、初心者の方は自分でできる範囲のストレッチを行うと良いでしょう。毎日こまめに続けることで、姿勢が正され、腰を支えるインナーマッスルもついてきますので、腰痛解消に繋がりますよ。ぜひ色々と試してみてください。

関連記事

  1. バレエの基本!シニヨンの作り方をヘアスタイル別に徹底解説!

  2. 密かにささやかれる噂。バレリーナの足はボロボロって本当?

  3. 大人のバレエストレッチが人気急上昇!普通のストレッチとの違いは?