バレエには女性にとって嬉しい効果がたくさんあります。
体が引き締まってスタイルがよくなったり、猫背が改善されて自信が持てるようになったり。
また、年配の方に多い肩こりや腰痛の改善へと繋がることもあります。
しかし、大人から始めるとなると不安を持つ方が多いと思います。
中でも動きの美しさが重要視されるクラシックバレエを習得するには、大人からでも可能なのでしょうか?
これからクラシックバレエを始める大人の方に向けてお話をします!
クラシックバレエとモダンバレエの違いは?
バレエには大きく分けると「クラシックバレエ」と「モダンバレエ」があります。
この二つの違いは何なのかご存知ではない方も多いと思います。基本的な姿勢や立ち方などは両者共通するポイントが多いです。
モダンバレエはトゥシューズを履かない、衣装がチュチュに限らないといった見た目の大きな違いもありますが、そもそもクラシックバレエとモダンバレエでは目的とするものが異なっているのです。
クラシックバレエは古典的なバレエです。
美しさを極限まで出すように技術改良が繰り返され、それを体系化しようとステップや衣装、音楽などに制限がもたらされるようになりました。
美しく魅せるためにより高い飛躍や大きな動きが重要視されます。
これに対してモダンバレエは、クラシックバレエの制限を取り払ったバレエと考えて良いでしょう。
新しいステップや音楽などをどんどん取り入れており、バレエの表現に対する可能性をどんどんと拡大しています。形にこだわらず自由に表現することが可能です。
クラシックバレエは大人からでも始められる?
クラシックバレエは先程もご紹介した通り伝統的なバレエと言うこともあり、どうしても敷居の高そうなイメージがあります。
「幼いころから習っていないとできないのでは・・・」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大人からも始めても全く問題がありません。
実はクラシックバレエは大人になってから始められる方も多く、大人向けのレッスンを開講しているクラスも増えてきています。
「体が硬くてきっとできない・・・」「レッスンについていけないかも」といった心配をお持ちの方もきっと多いでしょう。
しかし心配ご無用です!
大人向けのレッスンは初心者の方がほとんどです。また、レベル別でクラス分けされることがほとんどなので自分と同じくらいのレベルの人たちとレッスンすることができます。
体の柔軟性に関しては、最初は足が上がらなかったりと大変な場面もありますが日々トレーニングを積み重ねることで柔軟性や筋力は必ず高まります。
しばらくすると体はどんどんと変わっていくのでそれを楽しむのもバレエの楽しみ方の一つでしょう。
一番重要なのは教室選び!
バレエは続けることで成果を発揮するものです。
そのため自分が通い続けられる教室を選ぶことが一番の上達への近道となります。
では、大人の初心者の方が選ぶべきバレエ教室のポイントをご紹介します。
①初心者向けのクラスがあるか
これからバレエを始める方は必ず「初心者向けのクラス」がある教室を選びましょう。最近では大人の初心者向けのクラスが設けられている教室が増えているので探しやすいと思います。
②自分の生活スタイルに合うか
大人の方が習い事をするとなると自分の生活スタイルで無理なく通えるかが重要となってきます。
お仕事をされている方であれば通勤の沿線上であったり、自宅から通えるような立地であったり、仕事後にレッスンが受けられるかなど確認しておきましょう。
通うのが大変な場所や時間帯だとなかなか長く続けることが難しくなってきます。
また、社会人の方にオススメなのはチケット制を導入している教室です。チケット制はレッスン日を不定期に指定できるうえに予約なしで参加できる教室が多いため、自分の都合に合わせやすいです。
③自分に合った先生選び
バレエ教室では先生を選びもとても重要なポイントとなります。初心者にとって大切となるのは「基礎をきちんと教えてくれるか」です。
どのような動きをすれば美しく見えるかなどを教えてくれるのは当たり前ですが、それ以前にバレエにとって基礎が一番重要な土台となります。
「バレエの動きに耐える体のつくり方」や「柔らかい筋肉の作り方」など基礎的なポイントをわかりやすく教えてもらえるかをチェックしましょう。
先生の教え方をチェックするには体験レッスンや見学に実際に行ってみることが大事です。
④教室の雰囲気はどうか
バレエ教室にもそれぞれの雰囲気があります。
雰囲気はホームページなどを見ただけでは分からないので実際に体験レッスンや見学に足を運んでみましょう!
どのような生徒さんが多いのか、自分の目的に合うかなどしっかりチェックしておきましょう。
クラシックバレエを始めるのに必要となるもの
バレエを始めるには準備が必要です。基本的なバレエに必要になるものをご紹介します。
またバレエ教室によって必要な物が異なってくるので事前に確認しておきましょう。
①レオタード
レオタードは様々なタイプのものがありますが、最初に買うものとしては黒色のレオタードがスタンダードとされているので無難でしょう。
②タイツ
クラシックバレエではピンクやサーモン系、または白いタイツが主流とされています。
レオタードと同じく様々なタイプのものがありますがまずは腰からつま先までのフーターと呼ばれるタイプを購入することがオススメです。
③バレエシューズ
バレエシューズには布、前半分が革、全てが革の3種類の素材があります。
入門用としては布製の物や前半分が革になってるものが床の感覚をつ掴みやすくオススメです。
またバレエシューズには足の裏にソールというものがついています。
ソールは全体がソールになっているもの(フルソール)、前と後ろがセパレートで2か所にソールが付いているもの(スプリットソール)があります。
足裏を使うことに意識できるようになるまではフルソールを選ぶことがオススメです。
まとめ
大人からクラシックバレエを始めることは可能です。
バレエでは始める年齢ではなく長く続けられるかが重要となります。
大人の方でも継続することでバレエは上達します。まずは自分が長く続けることができる教室を探しましょう!
大人の女性がバレエを始めることで、若々しくなれたりバレエ教室で新たな仲間ができたりと新たな自分が見つけられるかもしれません!