いつかは行きたい!世界を代表する美しいバレエ劇場その1

舞台の上を蝶のように軽やかに舞い、白鳥のようにしなやかに踊る、劇場舞踏の代表格でもあるバレエは、いつの時代も見るものを魅了させてきました。その感性は、もはや世界共通とも言えるでしょう。

しかし実際に劇場へ足を運んでの鑑賞となると、「ちょっと敷居が高い・・・」「どこの劇場を選べばいいの?」そんな疑問が湧いてくるのではないでのでしょうか?

そこで今回は、「世界を代表する美しい3大バレエ劇場」をご紹介します。

【スカラ座(イタリア・ミラノ)】

バレエ発祥地とも言われる、イタリアのミラノにある歌劇場です。初代の宮廷歌劇場以来の伝統を持つ、イタリアオペラ界の最高峰とされる「スカラ座」。それだけに、スカラ座といえばオペラというイメージもあるかもしれませんが、バレエや交響楽団による公演も人気に引けを取りません。

スカラ座は、ミラノの中心地である大聖堂(DUOMO)より、ショッピング街のガレリアを抜けたすぐ先にあります。

場内には大きなシャンデリアや、細部まで繊細な彫刻が掘られていたり、と公演をより引き立たせる演出が、いたるところに施されています。そんな豪華な内装は、人気のあまり見学ツアーが開催されるほどで、内装を目当てに訪れる方も少なくない様です。

また、クラシックのイメージを強く持たれがちなスカラ座ですが、近年では社会的な演目を取り入れてます。日本の歌舞伎座と似た様に、賛辞や野次を飛ばすファンが集うギャラリー席が用意されていたりなど、フランクな一面も持ち合わせています。

座席の価格は、20ユーロ(日本円で約2,500円)程度~と比較的安価で出ているギャラリー席、そして中央ボックス席や正面地上階のオーケストラシートなど、長めの良い席からすぐに売れてしまいます。現地での購入も可能ですが、できるだけ早めの購入をおすすめします!

【マリインスキー劇場(ロシア・サンクトペテルブルグ)】

ロシアのサンクトペテルブルグにある、バレエ劇場「マリインスキー劇場」は、バレエ界でも有名な劇場のひとつです。世界3大バレエ団もあるバレエ大国が誇るこの劇場は、歴史地区の関連建造物として、世界遺産にも登録されるほど。

1783年にオペラとバレエの専用劇場として建てられて以来、長きに渡り国民に愛された歴史ある建造物です。

くるみ割り人形や白鳥の湖、眠れる森の美女など、バレエに詳しくない方でも知っているであろうクラシック・バレエの超有名な作品も初演はこの劇場で行われました。

これだけ有名であれば公演料もさぞかし高いと思われがちですが、なんと1番安い席なら1,200ルーブル(日本円で約2,800円)ほどで鑑賞ができるそうです!これだけの価値がある公演をこんなにも安く見られることから、ロシアに訪れる観光客にも手軽に楽しむことができると好評とのことです。

ロシア中心地から少し離れた位置にあるため、アクセスの良さには少し欠けますが、しかしそれ以上に歴史ある劇場での見ごたえは、抜群です!

【ウィーン国立歌劇場(オーストリア・ウィーン)】

音楽の街、オーストリア・ウィーンにある「ウィーン国立歌劇場」は、舞踏会の会場としても使用されるほど、煌びやかな印象が特徴の劇場です。その実力も確かなもので、1シーズンの公演数は350、観客数は60万人とその数字が人気を物語ります。

場内は馬蹄の形をしており、平土間の客席を囲むようにして、小さく区分けされたバルコニー席が並んでいるのが特徴です。キャパは、2000を超えるヨーロッパ内でも最大級の規模。シーズン毎に入れ替わる舞台の幕に描かれた絵画作品も見どころのひとつです。

座席の価格は、公演によって様々ですが、安ければ23ユーロ(日本円で約3,000円)~の席もある様です。

舞台の眺望や音質を重視したい方には、平土間をおすすめします。また、平土間を取り囲むようにして広がるバルコニー席も雰囲気があり、ゆったりと公演を楽しむことができます。

ウィーン国立劇場は、観光客が多くにぎわうケルントナー通りの南に位置し、旧市街を囲むリンク通りに面した位置にあります。地下鉄のカールシュプラッツ駅の出入り口もすぐ近くにあり、ウィーン市内のどこからでもアクセス可能な好立地!そのアクセスの良さも人々がたびたび足を運ぶ理由のひとつでしょう。

世界を代表する美しい3大バレエ劇場のまとめ

いかがでしたでしょうか?

バレエ劇場というだけにちょっとお堅いイメージがあったかもしれません。

しかし現状は、洗練された雰囲気の中にも、お手頃な価格で鑑賞することができます。

普段着で訪れてもよかったりと、最低限のマナーさえ守れば、親しみやすいポイントもたくさん隠されてました。

そしてどの劇場も共通して言えるのは、メインとなるバレエをいかに美しく魅せるか、という点においてのレベルの高さ!

やはり生で見る舞台は映像とは違い、どれも迫力があります。普段の生活ではなかなか触れることのできない感性を、実際にその地へ赴き、直接肌で感じてみることを是非おすすめします!

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