バレエメイクは、バレリーナをより美しく演出してくれるために大切なものです。
女性であれば、誰しもここぞという時に力を入れるメイクですが、バレエメイクは普段のメイクとはまた別物。
ベースメイクからアイメイクに至るまで、ちょっと派手かも?と思うものでも、舞台上ではしっくりくるから不思議です。
バレエメイクを上手に仕上げるためには、普段しないメイク方法のコツを勉強しておきましょう。
キレイなメイクが完成すれば、きっと本番での踊りにも気合が入ること間違いなしです!
まずはメイク道具を揃えよう
バレエメイクは、普段のメイクとは違い、舞台映えが良いものを選ぶのがポイントです。
舞台中は体全体を使って踊ることから、汗で滲みにくいウォータープルーフを選ぶのは基本。
チークやノーズシャドウ、ハイライトなども濃い目に乗せるため、色味がはっきりしたものを使うのがおすすめです。
バレエメイクに欠かせない、主な道具をまとめました。
【メイク道具】
・スポンジ
・ファンデーションブラシ
・パウダーブラシ
【化粧品】
・下地(皮脂や汗に強く、キープ力があるもの)
・ファンデーション(スティックやリキッド、クリームなどがおすすめ)
・フェイスパウダー(キープ力があり肌浮きしないもの)
・シェーディング&ハイライト
・アイシャドウ(ブラウンベース・ピンク・ブルーなどがおすすめ)
・アイブロウペンシル(ペンシルタイプがおすすめ)
・アイライナー(リキッドがおすすめ)
・チーク(ピンク)
・リップ(ピンク・赤)
・つけまつげ
・ラメ(必要に合わせて)
大人のバレエメイク法をご紹介!
すっぴん風メイクが最近のトレンドですが、バレエメイクはしっかり色を乗せて、目や鼻をくっきり見せることがポイントです。
ここでは、普段のメイクとは違うバレエメイク法をパーツごとに解説します。
ベースメイクのコツ
バレエのベースメイクのポイントは、
・肌よりワントーン明るいファンデーションで仕上げる
・汗や皮脂に強く、キープ力のあるものを選ぶ
・しっかり濃く肌に乗せる
・ハイライトとシェーディングを濃く入れる
です。
コントロールカラーの下地で肌の色をワントーン上げてから、リキッドやクリームのファンデーションを、ブラシを使ってムラなくしっかり乗せましょう。
スポンジで余分な脂をふき取ったら、フェイスパウダーで仕上げますが、ラメ入りや光沢があるものを選ぶとなお華やかな印象になります。
また、バレエメイクに欠かせないのは、シェーディングとハイライトです。
パッと見は「濃すぎるのでは?」と思うくらいでも、舞台上では丁度良く見えるため、
鼻筋の影や頬骨、顎ラインにはしっかりシェーディングを入れましょう。
ハイライトは、おでこや頬骨の上、鼻筋、顎の先に乗せるのが基本です。
アイメイクのコツ
舞台映えするためには、アイメイクが最も重要といっても過言ではありません。
バレエメイクでは、アイシャドウを立体的に入れるだけでなく、二重幅にダブルラインを引いてより目を強調するのがポイント。
普段のアイテムでダブルラインを引くと目が強調され過ぎてアンバランスに見えてしまいますが、舞台上ではよりキリっとした美しい目元を演出することができます。
アイシャドウの色ですが、目頭に向けてホワイトやピンクなどの明るい色、目尻にかけてブラウンやブルーなどの濃い色を馴染ませましょう。
眉毛のすぐ下の辺りまで、思い切って色を乗せることがコツです。
また、より女性らしくキュートに見せる踊りの際には、ラメやストーンシールを貼って華やかにしたり、つけまつげを付けてボリューム感を出すワザもあります。
眉毛メイクのコツ
バレエメイクではキリっと切れ長の眉毛が基本です。
目の付け根辺りから、緩やかなカーブを描き、黒目と目尻に間に眉山が来るように書きます。小鼻と目尻を線で結んだ延長線上に、眉尻が来るようになればバッチリです。
眉毛のカラーですが、ブラックに近いブラウンで書き、眉毛の輪郭がはっきり分かるように書くのがポイントです。
普段では薄く眉毛を書く女性も多いと思いますが、バレエメイクではしっかり濃く書きましょう。
チーク&リップのコツ
チークは頬骨の少し下あたりに、影を作るように乗せるのが基本です。色は薄いピンクや、ベージュ、オレンジなどが無難ですね。
アイメイクが寒色系ならピンク、ブラウンなどの暖色系であればオレンジといったように、アイメイクによってチークの色味を選ぶと分かりやすいので、ぜひ実践してみてください。
リップについては、リークと同じ系統の色味を選ぶと間違いありません。主にピンク系が定番ですので、ひとつ持っておくと良いでしょう。
舞台や演出に合わせたメイクを選ぼう
バレエメイクでは、舞台で照明が当たっても映えるように、普段のメイクよりも色がはっきり分かるように乗せていくことが基本です。
そしてさらに重要なのは、舞台の演目や演出方針に合わせたメイクをするということ。
演出によってはメイクに使用するカラーが指定されていることもあります。
例えば、女性らしいチュチュを着たり、可愛いイメージの人物であれば、ピンクやホワイトを使った明るく華やかな色味がぴったりです。
メイクはバレエの美しさをより惹き立てるプラスαです。
どんなメイクが最適なのが、あらかじめ講師の先生に聞いておき、リハーサルしておきましょう。
今回ご紹介したポイントを抑えながら、ぜひ実践してみてください。