華やかで美しいバレエの世界。特にセンターで踊るバレリーナは見るもの全てを魅了する力を持っています。
自分の子どもをそんな風に育てたい!と思う親御さんも多く、バレエは子どもの習い事として高い人気を誇っています。
しかし、子どもをバレエ教室に通わせたがいいものの、「うちの子はバレエの才能があるのかしら?」「このままバレエを続けさせていていいのかな?」と不安になる方も多いようです。
そこで今回は、子どものバレエの才能についてご紹介!いつ才能が開花するのか、またバレエに向いているのか否かの見極め方などを解説していきます。
そもそもバレエの才能とは一体何を指しているの?
バレエの才能としては、大きく分けて「体型」「性格」の2点が挙げられます。
まず体型ですが、やはり足が重要なポイントになってきます。踊りを美しく見せるためには、膝が小さくて膝下の長い足が好ましいとされています。
ただ、子どもの体は成長段階にありますので、足は大きく変化することも珍しくありません。特に足は成長期の過ごし方が大きく影響してきます。もし、子どもをプロのバレリーナにしたいのであれば、正座は控えた方が良いでしょう。
そして、性格もバレエの才能のひとつです。性格の中でも好ましいとされているのは、真面目で小さな変化や違いに気付ける、または向上心がある子だと言われています。この性格を持ち合わせている子は、立派なバレリーナになれる日もそう遠くないかもしれません!
バレエの才能はいつ開花する?
バレエの才能はいつ開花するのか、親御さんが気になるところですよね。
しかし、残念ながらこれに関しては「〇歳から開花しますよ!」と言い切ることができません。やはり才能の開花は個人差が大きく、その子によって異なります。そのため、小学生くらいから才能を発揮している子もいれば、中学生くらいから頭角を現す子だっています。もちろん、才能の芽が出なかった…という子もいると思います。
ただ、あまりにも“才能があるかないか”に固執していると、子どももやりづらくなってしまいます。ですので、才能だけにこだわらず、のびのびとバレエを習わせてあげましょう。
うちの子はバレエに向いている?見極め方をご紹介
バレエに向いているかどうかを見極める場合、体型を見ることも大切ですが、それよりも「華」があるかどうかが重要なポイントになってきます。仮に技術が劣っていたとしても、華があるという理由だけで主役に抜擢されることもあるそうです。
しかし、華とは何なのか疑問に思う人も多いはず。この「華」というのは、集団の中にいてもひと際目を惹く雰囲気やオーラのことを言います。
華がある人は外見が美しいのはもちろんですが、「自信」を持っているというのが大きな特徴です。やはり自信に満ち溢れている人は魅力的に見えますし、なにより人を虜にする力を持っています。だからこそ、バレリーナにとって「華」は必要不可欠な要素なのです。
華は持って生まれたもの?努力で何とかなる?
生まれながらにして華を持っている人もいますが、実は努力で身に着けることもできます。そのため、子どもを華のある人に育てたい!という方は以下のことを子どもに教えてあげましょう。
①常に笑顔はわすれない
人間だれしも、笑顔の人に嫌な気持ちは抱きません。また、常にニコニコと笑っている人は魅力的に見え、自然と人が集まってきます。どんなときでも笑顔を絶やさないようにすれば、自然と華があるように見えるでしょう。
②マナーや正しい所作を身に着ける
マナーや正しい所作を身に着けている人は、不思議と魅力的に見えます。また、姿勢を正しくすることで前向きな気持ちになれ、自然と自信が湧き出てきます。この自信は「華」と直結する大切な要素ですので、マナーや所作はきっちりと教えましょう。このスキルは一度身につけておくと、大人になってからも活躍してくれますよ!
バレエは才能だけじゃない!
バレエでプロを目指すならば、“才能”は必要不可欠。
とはいうものの、才能だけがすべての世界ではありません。いくら才能がないと言われようが、どんな子どもも磨けば光る“原石”です。そのため、コツコツと練習を積み重ねることで、徐々にバレエの技術が向上していくはず。
また、バレリーナになるには、「才能がない」と言われようが毎日の基礎練習を続けられるほどの“強靭な精神力”が必要です。
バレリーナは大舞台で踊るプレッシャーもありますし、ひとつのミスが演出に大きく関わってくる厳しい世界。そんなときに「才能がない」と言われただけでバレエを諦めてしまうような人はバレエの世界で生きていけないでしょう。
ですから、「うちの子は才能がないから…」といって諦めないでくださいね!
まとめ
バレエの世界で生きていくためには、ある程度の才能は必要です。
しかし、才能がないからといってバレリーナになれないわけではありません。努力や練習を地道に積み重ねることで、才能を超えるほどの技術を身に着けられる可能性があるのです。
そのため、子どもに才能があるかどうかだけを重視するのではなく、練習できる環境を整えてあげたり、子どもの努力を応援したりすることが大切でしょう。