バレエのジャンプのコツはプリエが共通!まずは基本を抑えよう!

バレエテクニックの「ジャンプ」は見ている人を圧倒させる魅力の1つ。バレエを習い始めれば、高くてダイナミックなジャンプに憧れると思います。

そこで、ジャンプの種類や練習方法、コツなどを一挙ご紹介します。

練習やトレーニングを積み重ねなければできないジャンプもあるため、日々の努力が大切です。ぜひ、本記事を参考にしながら、軽やかで迫力のあるジャンプを手に入れてください。

バレエジャンプの種類

バレエのジャンプには大きく分けて5つに分けることができます。では、代表的なジャンプや練習方法をご紹介します。

両足跳び、両足着地

両足で同時に跳び、同時に着地するようにコントロールして飛ぶ方法で、バリエーションが豊富。ウォーミングアップとして行われることが多いジャンプになります。

【シャンジュマン】

5番ポジションでドゥミプリエを行い、両足で踏み切ります。そして、空中で1番ポジションを通過して、足を入れ替えて着地するジャンプです。着地の際には、つま先から床につきます。お尻が出ないようにする、背中を張るなどを意識して練習してください。

【カトル】

右足前5番でドゥミプリエを行いジャンプして、右足後ろの5番に空中で重ねます。そして、着地の時に右足5番の最初のポジションに戻るジャンプです。空中で足をチェンジすることがポイントなので、空中での足のチェンジと着地の練習を何度も行ってください。

両足跳び、片足着地

両足で跳びますが、片足で着地するため動きのコントロールが必要になります。そのため、片足のプリエでどの程度まで支えることができるのか予め確認してください。

着地の際に、プリエが深すぎると、失敗して転んでしまう可能性があるので、気をつけてください。

【シソンヌ】

5番ポジションから両脚を同時に開きながら跳び、片足で着地するジャンプです。両足を揃えて大きくジャンプする必要があるため、跳ぶ前のプリエが重要になります。助走の代わりになるように、滑らかなプリエを心掛けてください。また、つま先や膝を空中でもしっかり伸ばすことで、綺麗に着地できるようになります。

片足跳び、両足着地

両足に比べ、片足でジャンプすることはとても難しいです。膝にも負担がかかりやすいので、滑らかなプリエで足の裏を使ってしっかり床を押すことが大切。

【アッサンブレ】

右足後ろでドゥミプリエし、そのまま右足を横に床を擦り出します。右足が床上10㎝くらいなった時、空中で右足前5番にして、ドゥミプリエで着地するジャンプです。右足をしっかり擦ってからジャンプを心掛けて、跳び急がないようにしてください。

片足跳び、同じ片足で着地

ジャンプ自体は大きくありませんが、上半身と下半身のコントロールが非常に難しいです。全体重を片足で支えることのできる脚力やバランス力が必要とされます。

【バロネ】

ボールのように膨らむという意味を持ち、振り子のように跳ね返るジャンプの動きが特徴。空中で両脚をそろえ、前後に片脚を出します。腰を常に引き上げておくことがポイント。

片足跳び、もう一方の片足で着地

片足プリエで踏み込み、大きくジャンプをしながら移動し、もう一方の足で着地します。ジャンプが大きく、華やかに行われるステップです。脚力、空中での滞空時間、コントロールなど、全ての条件が揃うこと綺麗なジャンプできます。そのため、上級者技で十分なトレーニングが必要。

【グラン・ジュテ】

右足後ろから、足を入れ替えずに滑らせます。進行方向の前足を大きくバットマンし、後ろ足でしっかり踏み切ります。そして、両脚を伸ばして大きくジャンプをして、後ろ足を上げたまま着地するジャンプ。大きくジャンプする必要がありますが、着地を意識することに集中をしましょう。

ジャンプのコツ

軽やかに高くジャンプするためのコツをご紹介します。

①お腹まで意識

ジャンプといえば下半身の筋力が重要ですが、高く飛ぶためにはお腹の力も利用する必要があります。お腹を引き上げて、体全身を使うことで高く軽やかに跳ぶ事ができます。身体を引き上げることで、つま先が伸ばしやすく、着地による体への負担も減らせます。

②イメトレと日々の積み重ね

ダイナミックなジャンプに仕上げることは簡単ではありません。レッスンのなかで、常に全力でジャンプをして感覚やコツを掴んでください。また、積み重ねて練習することで体力を付けることもできます。足を置く場所やバランスのコントロールなど、イメージしながジャンプ&着地することも大切です。

③プリエ

ジャンプ前のプリエでは、両足裏でしっかり床を踏み、柔らかく膝でプリエ。足の裏と床に助けてもらいながら、大きくジャンプしましょう。着地の際には、プリエの膝をとにかく柔らかくすることで、体の負担を減らします。また、見た目が重くなりすぎず、音なく軽やかに着地することができます。

④体幹

空中で上半身を安定させ、着地の時にバランスを取るためには体幹が重要になります。上半身が安定することで、着地の仕方が華麗になり、プリエもしやすいです。

ジャンプの時には、ハムストリングや臀筋、背筋群などが必要になります。プランクやサイドプランクなどベーシックな体幹トレーニングでも効果が期待できるので、日々取り組むようにしてください。

ドン・キホーテがおすすめ

バレエのジャンプは、ストーリーを盛り上げる圧巻のパフォーマンスでもあります。実際にプロのダンスを見ることで、イメージが湧き、学べることも沢山あると思います。

特に「ドン・キホーテ」はジャンプのシーンがインパクトを残します。ドン・キホーテはバレエの演目のなかでも、高い人気を誇ります。バレエのイメージを覆すかのような、迫力あるアクティブでエネルギッシュな動きが特徴。

カーテンの奥からジャンプして登場し、観客を盛り上げます。ダイナミックなジャンプの振付が多いため、1度鑑賞してみてはいかがでしょうか。

ぜひ、バレリーナやバレエダンサーが魅せる圧巻のジャンプをみて、自分に吸収してください。

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