憧れのバレエコンクールは何歳になったら出ることができるの?

憧れのバレエコンクールは何歳になったら出ることができるの?

女性特有の美しさを表現できるバレエでは、日ごろの成果を発表する場として発表会のほかにコンクールがあります。
コンクールは何歳になったら出なければならないという規定などはなく、出演するコンクールによっても年齢指定の幅が異なってきます。

「コンクールに出たい!」と思った時に出演を決意する大事なチャンスです。

今回は初めてバレエのコンクールに出る方に参考にしていただきたいコンクールについての情報をお教えします!

有名なバレエコンクールをご紹介

NBA全国バレエコンクール

国内最高権威のコンクールで、年に1回東京で開催されます。小学生バレエの部門やクラシックバレエ部門、男女合同の部門まで用意されており、バレエ練習生たちは誰もがこのコンクールの参加を念願にしています。

全国舞踊コンクール
東京新聞が主催の1939年から続く歴史あるコンクールです。バレエでは最低10歳以上からでないと出演できない制限があります。舞踏芸術発展向上が目的とされ、バレエの中でも知名度の高い有名なコンクールです。

こうべ全国洋舞コンクール
西日本屈指の歴史あるコンクールです。関東からも参加される方も多く、コンクールとして大規模で知名度も高いものです。最低年齢はやはり10歳からと制限されており、30歳までと上限も定められています。

全国JAPAN GRAND PRIX
8月上旬に開催されており、優れた才能の発掘をめざして発足されました。グランプリに選ばれると指定学校の奨学金や賞金が支払われ、コンクールとしてのレベルも高いので将来性を見据えた上での出演が多く見られます。

コンクールに出るためには?

コンクールの参加するためにしておかなければいけないことというものは正直ありません。細かく規定があるコンクールなら指示に従わなければいけませんが、参加したいという意思と規定に反していなければ誰だって参加できてしまいます。

ただコンクールは実力を審査される厳しい空間です。技術がなくても参加することはできますが、参加することによって悔しい気持ちや悲しい気持ちになることが多い場所でもあります。

バレエを楽しく習っていたお子さんが、コンクールの参加を機に辞めてしまう話もあるくらいコンクールは技術的にも精神的にも大変な場所です。
ですがコンクールに出ることによって得られるものもたくさんあります。決して出ることがいけないわけではなく、指導者の方や保護者の方がお子さんと話し合った上で参加を決めることが大切です。

そして何のためにコンクール参加するのか、考えることも重要です。
目的を持たずに参加してしまうと得られるものも得られません。

「実力を知りたい」
「華やかな衣装を着て、大きな舞台で踊りたい」
「海外でバレエをするための資金得るため」

などコンクールに出る目的を明確にし、それぞれの目的に沿ったコンクールに参加するようにしましょう。

コンクールに出るメリット

コンクールに出たことによってお子さんや保護者の方にどんなメリットがあるのかご紹介します。
金銭面的にも時間的にも負担となるコンクールの参加はお子さんにとってどんな経験になるのかしっかり考えてから参加を決意することが重要です。
モチベーションの向上に繋がる
いつも一緒にレッスンをしている子以外の演技を見ると自分に足りないものに気付け、あんな風に踊りたいという意思を抱くようになります。これからのレッスンのモチベーション向上に繋がりますし、意識が高まるようになります。

努力が実る快感を知ることができる
習い事をしていると勉強時間や遊ぶ時間というのはどうしても少なくなってしまいます。楽しく習い事に通えている方も多くいますが、時には遊びに行きたかったり、面倒に感じてしまったりしてしまうものです。嫌だなと思う気持ちを乗り越え、日々のレッスンの成果を全力で出し切れたコンクール、そこに結果が伴ってくればどんな年齢でも努力の先の快感を知ることができます。この快感は実際に経験してみないと味わえないものです。
自分を表現する力が身につく
バレエの舞台では自分が今持てる限り最高の演技を披露することが目標になります。大勢の観客、応援してくれる人たちがたくさん見ている中で最高の美しさを表現するためにどうすれば良いのかと自分で考え、表現するために表現力や創造力が身に付きます。

まとめ

コンクールに参加する年齢は一般的に10歳あたりからが多く、コンクールの年齢制限も10歳からという規定が多く見られます。
コンクールによってはバレエシューズの部門や年齢制限のないものもあるため、条件や目的をよく調べてから参加することが大切です。

コンクールに参加したことで身に着いた経験はこれからの演技に繋がっていきます。
何歳になったら絶対に参加しなければならないものではありません。
「参加してみたい」と思った時に参加することが一番ですので、周囲に合わせる必要はありません。指導者の方と相談し、金銭的なことも含めてよく考えるようにしましょう。

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